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ブログ 2024.10.26

国内の縫製業

日本市場で販売されるアパレルの海外生産シフトが始まったのは80年代後半からです。

私たちが取り扱っている雑貨品も同時期に海外、特に中国へ生産がシフトされ始めました。90年代前半は国内生産と輸入の比率は半々だったのですが、経済が輸出主導から内需主導に変わり、海外生産が拡大し、国内生産の減少化が加速しました。90年代中頃には輸入が供給の大半を占めるようになり 日本の縫製品、アパレル品全体が、輸入抜きには成立しない状況になっているのです。。

 現在、 国内の縫製工場の仕事量は、年々低下する一方です。。しかし物流量に比べて縫製を行える縫製工場の数も減っているために現在運営をしている縫製工場は仕事が全くないという状況ではありません。今縫製業で一番問題になっているのは後継ぎ問題です。現在運営をしている縫製工場のほとんどの経営者は55歳~70歳と年齢が高く、その後継者がいないことです。国内の縫製工場は20年以上前より海外生産(人件費の安い東南アジア)と戦って生産している為、決して運営が楽でないことがこのような後継者がいない現状を創り上げたと考えられます。
加工に携わる人材の不足も大きな問題です。現在、縫製工場で働いている人材は経営者と年齢が変わらない為、年齢が高く新しい人材が増えるというよりは減る一方なのです。その原因に、低賃金や経営者が高齢の為、若い人材が将来を描くことが難しいといった現状があります。

技術の高い日本の縫製業に少しでも貢献出来るように、我々のような会社はそろそろ真剣に「何が出来るか?」を検討していかないといけないと感じています。

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